保険料の地域格差

地域ごとに国民健康保険の保険料には違いがあることは先に述べた通りです。
毎月支払うものですから、同じような生活、同じような収入なのに支払う保険料が違うなんて変な気がします。
地域によって他よりも安いところ、反対に高いところがあるのです。
同じように医療保険などのサービスを受けるのに、地域によってその支払い金額が違うというのは不公平さを感じます。
このような問題を解決しようと医療保険制度の流れとして、国民健康保険の運営をする母体をまとめていこうとする流れにあります。

 

なぜ保険料が地域ごとによって格差を生じているのか、その理由には大きく分けて2つあります。
1つは、医療費の支出金額が地域ごとに違うからです。
つまり収入だけではなく支出も地域ごとに違うということです。
病院に行くと、窓口で自己負担した以外の医療費に関しては、住んでいる地方公共団体が支払っています。
そのため地域によって病院へ行く人が多ければ、そこの医療費の支出金額も当然大きくなるわけです。
高齢者が多い地域では、病院にかかる人も多くなってくると思います。
逆に若い人が多い地域、健康な人が多くて病院にかかる人が少ないところなら、医療費の支出金額を抑えることができます。
たくさん医療費を支払っている市区町村では、保険料をたくさん集めないと運営できないのです。

 

もう1つの理由としては、地方公共団体の財政状況によるものです。
医療費を支払うための財源として、税金をたくさん集めている地域ならば財源が潤沢です。
集める税金が少ない場合や、医療費の支出が多い場合、予算も少なくなるので財政状況が悪くなります。
こういったことを踏まえて地域ごとに保険料の金額を決める手続きを踏んでいるのです。
保険料が高いことを嘆くだけではなく、こういった事情を知っていると納得ができると思います。
その地域に住んでいるからには、きちんとした手続きのもとで決められた保険料を支払っていくことが国民健康保険を維持するためにも大切なことなのです。

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